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プリンセス・トヨトミ

プリンセス・トヨトミ
万城目 学
文藝春秋
売り上げランキング: 1915


奈良・京都に続き、大阪が舞台。
そのうちそのうち・・・と思いつつ、ようやく手を出してみたら、もう、面白いじゃないか!と。なんでもっと早く読まないかな、と。

というのも、この作品の舞台、とーってもよく知ってる場所なんです。
だから景色が目に浮かぶ。
空堀商店街の坂道も古い長屋も榎木大明神も。

ちょっとググってみたら、空堀商店街のお好み焼き屋さんのブログで、この舞台になった場所の写真が公開されてます(5/29~あたり)。なんと、主人公の両親が経営するお好み焼き屋さんの挿絵のモデルになったお店だそうで!

あと、大阪の歴史はとっても勉強になりました。秀吉と瓢箪、建築家・辰野金吾とか聞いたことはあっても、それ以上のことは知らないわけで。
意外と地元の歴史は知らないもんだなーと。


前2作に比べるとファンタジー度は低いけれど、「ありそうでない」という部分はそのままで、でもやっぱり「ありそう」な気がしてくるから不思議。大阪なら、こういうこと、あってもおかしくないやん、みたいな感じ。
鹿が喋るとか小さい鬼とか、そういう世界とはちょっと違うけど私はかなり満足。

でもこれはきっと、大阪人だからかも?
景色が浮かぶとおもしろさが全然違うもんね。
柴崎友香さんの「その街の今は (新潮文庫)」も、心斎橋やら道頓堀やら知ってる場所ばかりで、親しみ沸いたし。


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ちなみに偶然サイン本。