blog colorim

綾辻行人の館シリーズがおもしろすぎる

我が家は二人そろって本好きなのだけど、今まで読んできた本の種類がまったく違うのです。
簡単に言えば、相方は硬派、私は軟派。相方は古典と言われるものや名作を読んできた人(私は文学史でしか知らないような!)。

そういえば、まだ神戸に住んでいたころは、三宮のジュンク堂で文庫本コーナーを巡りながら、

私「これ、読んだ」
相方「読んでない」

相方「これ読んだことある?」
私「題名は教科書で見たことある」

とか、そんな会話をしてたこともあったっけ。

前置きは言いとして、そんな相方の薦めで今さらですが「綾辻行人の館シリーズ」に挑戦。
ちゃんと順番どおりに買い与えられながら、十角館~暗黒館まで読破しました!これ、読んでみるなら順番どおり読んだ方が絶対いいです!!

十角館の殺人 (講談社文庫)
綾辻 行人
講談社
売り上げランキング: 29003

アガサ・クリスティを読んだことのない私にとって、十角館は、そりゃあもう、ドキワクで楽しめました。孤島・古い洋館とくれば殺人事件。うっひょー!ぐはーっ!ですよ。もちろん、その後、相方に与えられた「そして誰もいなくなった」も読みましたが、物足りなく思うぐらい。


水車館の殺人 (講談社文庫)
綾辻 行人
講談社
売り上げランキング: 113739

建築に疎いのが悔しくなるぐらい、世界観の描写がすばらしいですよね。
どっぷり読書するときは、たいてい相方のいないときなので、館シリーズ読んでるときはちょっと夜が怖いぐらいの気持ちになります。読んでいる途中、私はあまり犯人を予想しないのです。なので、毎回「おお!そう来たか!」と嬉しくなるのですが、犯人予想しながら読んじゃう人は「ずるい!」と思っちゃうかも?


迷路館の殺人 (講談社文庫)
綾辻 行人
講談社
売り上げランキング: 73107

作中作、の面白さ。
くどいぐらい濃厚な世界だけど、これ、オチはうーん・・・。そうか、そうきたか、みたいな。
というかね、オチが「うーん」であっても、相当おもしろいことには変わりないんです。
オチに納得してなくても、「いやぁ、すごいよ!すごいよ綾辻!」と思っちゃうわけです。


人形館の殺人 (講談社文庫)
綾辻 行人
講談社
売り上げランキング: 86002

掟破り・・・と言われてる作品。
ミステリーとしては無しでしょう!という声が多いようですね。まぁ、たしかにね、私も「そんなんあり!?」って言いました。けど、人間ってすごいなぁ、人間って怖いなぁと思わずにいられない。


時計館の殺人 (講談社文庫)
綾辻 行人
講談社
売り上げランキング: 73159

十角館と並んで、満足度高し。
いやー、読みごたえありあり、恐怖感ありあり。早く、最後のドンデンが知りたくて、他のことが手につかなくなっちゃうのが難点なんですが。「館を埋める百八個の時計コレクション。鎌倉の森の暗がりに建つその時計館で十年前一人の少女が死んだ・・・」それだけでもう、ドキワクしちゃう設定。普通に考えたら、それだけで怖くて入りたくないけども。


黒猫館の殺人 (講談社文庫)
綾辻 行人
講談社
売り上げランキング: 108891

これも、「え!そんなのあり!?」系なんですけどね。いやー、そうきたかー、んぐぐぐぐ。
そんな感じ。これ以上、言うことなし。あはは・・・。


暗黒館の殺人 1 (1) (講談社文庫 あ 52-15)
綾辻 行人
講談社
売り上げランキング: 122645

えーと、(1) とあるように、つまりそれは上下巻ではなく、上中下巻でもないということ。
文庫版は4巻まであります。なんと、2600ページだとか。
長い、とにかく長い。
しかも、暗黒館が暗黒館たる話にかなりのページが割かれているので、少々読み飛ばし気味だったところもあります。これも、人形館や黒猫館のように、ミステリとして「アリか?ナシか?」と言われてる問題作のようですが、私は4巻の頭の時点で、コレは無しだろう・・・と思って読んでました。けど、最後の最後で、「コレはアリでしょう!」に変わりました。だって、これ、館シリーズの原点なんだもの。


とまぁ、簡単に感想(と言えるほどでもないけど)書きましたが。
なんにせよ、すごいと思います。綾辻さん。
ストーリーや登場人物が丁寧に描かれていて、とにかく伏線伏線です。
さすがに、何冊目かで、伏線にはかなり気付くようになったんですが、それがどんな伏線なのか、推理しながら読むもよし、私みたいにちっとも推理せずに、これをどう落としてくれるのかな~とワクワクするもよしかな、と。

とにかく、最後に「そう来たかー!」と、毎回嬉しくなるほど私は楽しませていただきました。
(上の方でも書いたけど、そりゃないぜー☆なオチであれ、毎回嬉しくなるのです)
暗黒館を読み終わった今、何年先になるかわからないけど、次作が楽しみで仕方ありません。