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マリー・アントワネット

劇場で映画を観よう!強化年間。
そんなわけで、「マリー・アントワネット」を。

好きな監督を聞かれれば、ぜひ挙げたいソフィア・コッポラ。
彼女が監督したヴァージン・スーサイズも、ロスト・イン・トランスレーションも、
どちらももう胸が痛くてつらいけど、好きな作品。
そういや、MILK FED.のTシャツ着てた時期もありました。

で、以下ネタバレもあるかもかも。

まず、とにかくガーリーでロマンティックで、
ビジュアルがかわいい。完璧。
最初から最後まで、どこも手を抜いてない感じ。
有名なラデュレのカラフルなマカロンや、ケーキなど、
かわいいお菓子のオンパレード。スイーツ食いてぇ、てな感じ。

そして、山ほどのドレスや靴。
途中、ナチュラルな白いコットン(?)のドレスで、
お庭を駆け回ったりするシーンがあるんですが、
宮殿内だけじゃなく、そういう場面でもドレスがかわいくて釘付け。

もちろん、髪型もかわいい。
あの有名な頭の上に船が乗っかったヘアスタイルも、
一瞬ですがあります。

って、もう何回かわいいかわいい言ってんだ。

そして、肝心の内容ですが。
カンヌでブーイングが起こったそうなので、
歴史的なものは、あっちに置いといて。

自分を愛してくれない夫、
お世継ぎが産まれない重圧や、
宮殿内の下世話な人間関係、
故国の家族からのプレッシャー。

そんな中で自分の居場所を求めて求めて求めて。
埋められない、ぽっかりあいた心の穴を、
ドレスや宝石、お菓子や恋、
そういう華やかな甘いもので埋めようとする。

行き着く先は、みなさんご存知の通り、
日々の暮らしが圧迫された国民の不満が募り、
糾弾されることになるわけですが。

要は女の子の自分探しストーリーなんですね。
若さゆえの危うさ、脆さ。
そうするしかなかった、そうしかできなかった彼女。

自分を見てくれないお金持ちの旦那さんと結婚した若妻が、
散在して不倫して、カード地獄に陥って・・・
って、設定次第では、安っぽい昼メロになりそうなストーリーながら、
ソフィア・コッポラが、ソフィア・コッポラらしく描いていて、
最初から最後まで胸いっぱい。
なんだかもう、痛々しくて、正直見てて辛いというか。
作品全体としては、スキスキ指数は高いんですけどね。

相方と二人、お互いの感想を述べながら、
ずっしり重い気分で帰りましたとさ。